VR360度カメラの種類と特徴について

2018/10/23 6:11

VR360イメージ

多くのメーカーからVRカメラが発売されている中、VR360度カメラにはどんな種類があるのか、またそれぞれにどんな特徴があるのかをご紹介致します。

シングルレンズ

VR360シングルレンズ

まずシングルレンズのメリットは、1つのレンズで撮影しているため撮影素材の同期やステッチが不要です。
また、ステッチが困難な狭い場所等の撮影も問題なく行えます。

デメリットとなる部分は、レンズが1つなので4Kや8Kなどの高解像度が望めなかったり、映像に部分的な欠損が生じたり、完全な全天球映像になりません。

デュアルレンズ

VR360デュアルレンズ

デュアルレンズのメリットは、完全な全天球映像が作り出せます。
またステッチラインが少ないため視差の影響も少なく、人物の撮影や狭い場所での撮影にも向いています。

デメリットは、カメラの構成要素が少ないため映像の露出や色補正を均一化させるのが難しい場合があったり、超広角の魚眼レンズを使っているためレンズによっては色収差や周辺部の描写に難がある場合もあります。

マルチレンズ

VR360マルチレンズ

マルチレンズのメリットは、デュアルレンズよりさらに完全な全天球映像が作り出せます。 カメラの数を増やせば増やすほど、より高解像度で高画質なVR360ど映像が期待できます。
さらにカメラの数が多いため、カメラを保持するためのポール等が映らない場合が多いです。

デメリットは、カメラの数を増やすほどステッチラインが増えるため、ステッチ作業が難しくなります。
ステッチラインが増えることによって、狭い場所での撮影に向かなかったり近距離の人物の撮影には注意が必要となります。